農業の基礎 ( 肥 料 2)

 必須16元素について
 肥料1で説明したものは『三要素』・『多量要素』といわれるものでした。ここでは、中量要素・少量要素などについて説明します。

1)多量要素(三要素)

   N(窒素):P(リン):K(カリウム)

2)中量要素

   Ca(カルシウム):Mg(マグネシウム):S(いおう)

3)少量要素(微量要素)

   Fe(鉄):Cu(銅):Mn(マンガン):Zn(亜鉛):B(ほう素):Mo(モリブデン):Cl(塩素)

4)大部分の空気と水から得られる要素

   C(炭素):O(酸素):H(水素)

5)ある種の作物にとって必要とされる要素

   Si(ケイ素):Na(ナトリウム):I(ヨウ素):Al(アルミニウム)

 中量要素については、最近は化学肥料に含まれるようになって扱いやすくなってきている。微量要素については、堆肥などの有機質肥料で補うことが大切である。中量要素や微量要素は、三大要素と比べ成育に大きく影響するわけではないが、ある種の欠乏症の原因となる。これは、植物によって症状(家庭菜園技術1で見かければ説明の予定)が違う。
 また、植物によっては微量要素やある種の作物にとって必要とされる要素のように、三大要素並みに必要とされるものもある。たとえば、イネ科の植物にはケイ酸(ケイ素)を多く吸収します。しかし、これを他の植物に同様に施用すると、過剰障害が起こります。
 ほとんどの作物は、微量要素などは堆肥等で賄えるのでそれほど注意しなくてもいいと思う。