農業の基礎 ( 肥 料 3)

 肥料の種類
 今までは、成分についての説明でした。このページでは、肥料の種類と主な役割についての説明をします。

  1. 有機質肥料
     おもに、植物性の堆肥と動物性の厩肥の2つに分類される。効果としては、肥料としてというよりかは、土壌改良材的に使用するケースが多い。

  2. 化成肥料
     有機栽培をしている人は、『化学肥料』と呼ぶことが多いが正確には『化成肥料』という。種類が多いので個々に説明します。また、化成肥料を大きく分けると、単肥と複合肥料に分けられる。単肥以外のものは複合肥料と呼ばれ、以下のように分類されいろいろな使い方がある。

    1. 単肥(たんぴ)
       硫安、尿素、過リン酸石灰、塩化カリなどが知られている。おもに主要要素の欠乏の補給や消石灰のように土壌改良に使われる。効果としては、速効性である。

    2. 低度化成
       一般には、化成8号のように肥料成分の低い物を指す。主要要素の成分の合計が30%未満のものをいう。基肥に使う場合が多い。

    3. 高度化成
       低度化成よりも、肥料成分の濃いものをいう。基肥に使うことが多い。

    4. 速効性肥料
       追肥や、定植の根の活着の促進といった目的で使うことが多く、そのほとんどが高度化成の濃度である。雨などによる流亡も激しく肥料成分を無駄に使うケースが多い。利用するときは少しずつ使うのがコツです。種類としては、液体のもの、粒状のものがある。

    5. 緩効性肥料
       基肥に使うもので、長いものでは150日以上肥効が続くものもある。初期の効果がないので、他の肥料と一緒に使うことが多い。

    6. 有機質入り化成肥料
       『〜有機』『有機〜』『CDU複合』とかかれているものが該当する。おもに、微量要素が含まれているもので肥効は様々である。基肥に使う場合が多い。但し、有機質肥料とは違うので、有機質入り化成肥料を堆肥の代わりとしての多用はしないでください。